自分でコントロールするということ

近所の市民体育館のランニングマシンで走る。久しぶりに体を動かす。時速10キロで30分、行けるだろ、と思って走り始める。同じペースで動く床をひたすら蹴り続ける。10分15分と過ぎて、辛いまでは言わないが、頭がぼーっとし始めて、気だるさが湧いてくる。あー全然時間が過ぎないな、とマシンの時計を眺めながら思う。20分を過ぎたあたりから、息が上がり始めてきて、いよいよ止めたくなってくる。相変わらずに動き続ける床に、走らされてるような気分になってくる。すぐにでも止めたいと思い始める。ペースが辛いのではなく、乱さず同じペースを続けるのが辛いのだと思うんだよ。自分のペースでやれればもう少し自由にやれる気がして。自分の意志が通用しないことが辛さにつながる。これっていろんなことに言えるんじゃないかなあ、なんて走りながら思うのでした。そして、走り終えて、ほんのちょっとの達成感だけを得て、帰りに食べる天下一品のこってりはめちゃくちゃうまくて明日も頑張ろうと思うのです。